【にしのみや通信】6月7月をわんちゃん猫ちゃん歯と口の健康強化月間にします。(勝手に)
突然ですが、6月4日~6月10日までが歯と口の健康強化月間だそうで。(人間のですが)
意外とお口の悩みを抱えている動物達は多く、アニコムさんの調査ではわんちゃんの8割近くが歯周病予備軍だというデータもあるくらいです。
そして、もう一つ興味深いお話があります。
それが、人から犬に、犬から人に歯周病がうつっているかもしれない、ということです。
人から犬に歯周病感染?
結構前にNHKで本件について特集されていました。
気になる人は調べていただけたら面白いお話なので是非。
とりあえず細かい話は割愛しますが、水族館で飼育されていたアシカと、飼育員さんの口内の歯周病金を比較するとアシカ及び飼育員ほぼすべてに感染していた歯周病菌がいました。
根拠はないものの、人からアシカもしくはアシカから人に歯周病菌が感染した可能性があるということです。
また、動物園で飼育されていたオオカミのアゴの骨がスカスカになっていたのに対し、モンゴルの野生のオオカミのアゴの骨はしっかりしており、歯石もついていなかったそうです。
人間の飼育下と、野生で生きている子たちの歯の状態が違う可能性ってかなり高そうですよね。
ご存知かと思いますが、人間でも厚生労働省のデータだとかなりの歯周病の方がいらっしゃるようですね。
仮にわんちゃんと人間に同じ歯周病菌が悪さをするとすればわんちゃんとの熱烈濃厚接触で感染する可能性もあります。
とはいえ感染を防ぐために人間が一方的に塩対応をするのもかわいそうなのでよろしくありません。
根拠となる資料を見つけられてないので今のところなんとも言えませんが、わんちゃんの歯周病予備軍が多い事を考えるとあながち間違ってるとも言いづらいですよね。
歯周病は結構大変な病気
歯周病というと歯が抜けるくらいに思ってる方も多いですが、放っておくとアゴの骨が溶けます。
ちょっとした事で骨折することもあります。
そして、人間と違って犬や猫には入れ歯という選択肢もありません。
毎日の楽しみである食事が思うようにとれなくなったり、QOLの大きな低下を招きます。
抜いた歯を戻すことができない以上、事前に予防しておくのがベストな選択肢なのです。
わんちゃん猫ちゃんの歯周病の予防
まず重要なのは毎日のデンタルケアですが、一番大事なのは定期健診です。
そもそもしっかりデンタルケアができているか専門的知識がないと確認のしようがないからです。
少なくとも半年に1回は確認しておいた方が良いでしょう。
デンタルケアの課題等もその際獣医師に相談するとより良いかもしれません。
※当院でも無料の歯科相談(予約制)を開始しましたのでご希望の方は下記よりご予約ください。
また、犬や猫は1週間もしないうちに歯垢が歯石に変わってしまいます。
歯石がついている場合は歯石除去等も併せて検討することが必要かもしれません。
とりあえず、気になることができる前に歯の相談はしておく事がおすすめです。
動物病院の予防医療が落ち着いてきた今、是非ご相談ください。
にしのみや動物病院ご案内
デンタルケアキャンペーン開始
本記事でデンタルケアの重要性を説明しましたが、下記の通りキャンペーンを実施します!
歯周病チェック&相談 ※無料!!
少し前にも書きましたが、午後の休診時間に一日4名限定でデンタルケア相談をお受けいたします。
相談後、獣医師がちゃんと確認して、現状をご説明します。
デンタルケアの最初に是非ご活用ください。
スケーリング10%オフ
デンタルケアを始めようにも現状が悪い動物さんもいます。
また、明らかに歯石や口臭が気になっている場合にも処置を受けていただくきっかけになればと思います。
尚、麻酔が必要な処置になりますので、事前の検査の結果等によりお受けできない場合もあります。
フィラリア価格固定について
フィラリア予防のキャンペーンの10%割引は終了いたしますが、キャンペーン価格を今後正規価格とさせていただきます。
薬が足りない場合、まだ購入されていない場合等是非ご活用ください。
診療時間について
飼い主様からいくつかご要望をいただいておりましたので、診察時間を7月以降下記の通り変更いたします。
度々の変更恐れ入りますがご確認くださいますようお願い申し上げます。
具体的には水曜が診察日になり、金曜が休診となります。
また、診療時間が1時間前倒しとなります。
【現状】
※第三、第五木曜は休診
【7月以降】
※第三、第五木曜は休診